【名古屋から日帰り旅】金華山の麓・川原町を散策(長良川&かき氷)
金華山から無事に下山した私たち。とにかく冷たいものが食べたい! ということで、日傘のつくる影を頼りに炎天下を進みます。
目指すはかき氷!!
かき氷専門店・COCON
道中見かける雰囲気のいい店先の数々(喫茶店、甘味屋 、土産物屋 etc.)にテンションを上げる気力さえ、ごりごり奪っていく熱波……
平日だから臨時休業かも……なんて不安に思っていましたが、店先にひらひら揺れる『氷』の文字に救われました。開け放たれた扉になだれこむー。
私は宇治金時、同行者は杏仁ミルク(写真左)をすぐさま注文。
宇治金時は氷の中にも餡子たっぷり。ミルクの風味と抹茶の相性も抜群。あっという間に小山サイズの氷がスープになる頃には体も冷えて、元気が戻ってきました。いやー、かき氷選んで正解でした。
そして、これは余談なのですが……
杏仁ミルクには苺ソース(酸味が効いていて美味しい)が付いていたのですが、崩れたパンダの頭にそれがかかっていると血痕にしか見えず……
丁度『メイドインアビス』を見終えたばかりだった同行者と「なれはてだー」なんて言って笑ったのもいい思い出です。
川原町の古い町並み
糖分と冷気で復活した我々は観光を楽しむべくしばし歩き、古い街並みの残る川原町へ。
軒にかかる提灯が明るい木目に映えます。料理屋があったり、温泉を楽しめるホテルや和傘屋さんなど、観光地らしさ満載。
長良川や鵜をモチーフにした雑貨や布もの、名産を使った食べ物など、種類豊富なお土産が買える『長良川デパート』に立ち寄りました。
蟹を丸ごと真空パックにしたものや、特産品である刃物など、The・岐阜なお土産郡は見るだけでも楽しい。
木材の産地として栄えた長良川沿いの土地ならではの材木屋さんの姿も。外壁沿いに並べられた巨大な一枚板はテーブルなどに使われるのでしょうか?
船着場
川原町を北に抜け、長良橋の袂へ。
長良川は鵜飼でも有名。鵜飼見物の船はここから出ているみたいです。鵜飼、気になる。
長良橋を渡り、対岸へ
車で橋を渡り、一方通行に四苦八苦しながら長良川公園駐車場になんとか駐車したのち、長良川沿いを歩く。
実は、ホテル石金の敷地にある足湯を目当てに、タオルを小脇に抱えてルンルン気分だったのですが──────なかった。
お湯が、なかった…………。夏だから? コロナのせい??
小船を模した空っぽの湯船を前に立ちつくす私たち。ひと足早く失意から立ち直った同行者の提案により、足湯ならぬ、足川を急遽敢行。
冷たい川に足を浸けながら眺める長良川はとても綺麗でした……
暑い日に熱いお湯に浸かるのは悪手だったかもしれないしね、うん。うん。苔を食べてる鮎の稚魚も見れたしね、うん。
いや、でもほんとに足川はおすすめです。暑さがスーッと引いて、すごく元気になりました。アクシデントも旅の醍醐味ですし。うんうん。
おまけ・鵜飼い大橋
往路でも見かけて気になった、こちらの橋。
写真は帰り際に橋の上から撮ったものなのですが、側面から見ると、なんともアンバランスな、不思議なデザインでして。
『鵜飼い大橋』という名前だと知った私が「鵜が羽ばたいてるのを模してるのかな」なんて呟くと、同行者が「漁をしてるところなんじゃない?」と一言。
それを聞いた時の興奮たるや。
一番太いところが人で、たくさん伸びている細い線が鵜を繋いでいる紐だとすると、奇妙だとしか思えなかったデザインがもうそれにしか見えなくなりました。
思わず拍手をしながら、それだそれだ、とわーわー騒ぐ私。そんな私を見て笑う同行者とともに岐阜市を後にしたのでした。
暑さに競り勝てた…か?
アクア・トトぎふ、金華山周辺をまわって名古屋に帰りつく頃には夕暮れになっていました。
川原町でお団子食べようとか、岐阜駅そばのアーケードも周ろうなんて話してたんですが、無理でしたねー。時間というよりも体力の在庫がほんとになくて。寒さは着込めばいけれど、暑さには勝てませぬ。
とはいえ、服を湿らせ、ゼーハーなりながらも楽しいなあ、また行きたいなあと素直に思えました。岐阜のポテンシャル、侮れません。
そうだそうだ、どうやら金華山の麓には大仏もあるらしくて。涼しい季節にリベンジせねばー。
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