球根から育てたチューリップが咲きました

チューリップ

チューリップは楽しい。

陽の光にあわせて細い茎がうねるし、朝には花びらが根本から取れそうなほど開く。それが夜にはしゅっと閉じている。
 
その一連の、呼吸にも似たリズムはなんだかとてもあたたかい。

私は時計がこわいのだけれど(特にアナログ時計。妙に気持ちをせき立てられるのです)、チューリップを通して感じられる時の流れは文字盤のそれより柔らかくて、触れるように思う。

日に日に薄らぐ赤に鼻を寄せてみれば、青臭さの奥にかすかな甘さ。

あと1週間はもつ?
もう少しだけ一緒に春の始まりを感じられるといいのだけれど。

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