暑くて外に出られない?そんな時は料理をつくろう!そう、トルティーヤだ!!
暑さのあまり散歩に出れない日にはちょっと凝った料理──そう、トルティーヤをつくろう!
散歩欲を発散するには
散歩が好きだ。近所の猫の溜まり場(常時3〜5匹いる)を中心に、近所を気ままに三千歩ほど歩くのが最近の日課だ。
そしてつい先日のこと。
その日も日暮れをぼちぼち待って、さぁ出かけますかと玄関扉を開けたのだけれど──暑い。
サウナ室ばりに暑い。蒸し蒸ししている。たちまち気力を削がれ、すぐさま扉を閉めて、冷気満ちる室内に戻った。
散歩は火急の用ではないから延期はまったく問題ないのだけれど、困ったことがひとつ──散歩欲の行き場がない……!
何か、何か変わったことをしたい。料理……そう、作ったことのない、ちょっと複雑なやつがいい。
そこで白羽の矢がたったのが、何を隠そうトルティーヤだった。
タコスもブリトーもトルティーヤ
レシピは、せつぶんひじきさんの『柔らか☆トルティーヤ』を拝借した(今回はレシピの半分の分量)。
どうやらトルティーヤは強力粉で作った生地の名前で、それで何を包むかによって、タコスやブリトーといった色々な料理に派生するらしい。し、知らなかったー。
ではではさつそく、トルティーヤを作っていこう!
用意するものは、強力粉、オリーブオイル、塩、そしてぬるま湯。
さくさくっと混ぜて、捏ねて、寝かせば生地は完成! 簡単!
薄く伸ばして焼いていく。
少し急いて、生地を寝かせる時間をレシピより少し早く切り上げたのだけれど、あとに整形した生地ほどよく伸びた。レシピにはちゃんと従ったほうがいいということを学びました(当たり前ー!)。
あとあんまり薄くしすぎると、食材を包んだ時に割れてしまうので注意。
なんちゃってタコス完成!
なんだかんだありつつ、ちゃんと完成!
カットレタスと、豚バラ肉を生姜焼き風に焼いたものとをくるんで食べた。これも一応タコス、なんだろうか?
若干和風な味つけではあったものの、トルティーヤの薄いところはパリパリ、厚いところはしっかりとした噛みごたえがあり、異国感あふれる食べごたえだった。トルティーヤ楽しい!
結論 : 料理は散歩の代わりになる!
発酵時間を除いた作業時間は45分ほど。一枚ずつ生地を焼くのに時間がかかっただけで、工程自体は簡単だ。ぱっと思い立って作るのに丁度いい難易度だった。
レシピを見ながら粉を捏ねたり焼いたりする時のほどよい緊張感と新鮮な気持ち、脳と体が直結する感覚は、外を歩きながら街を眺める時の感覚に少し似ていた。
まったくの新しいことをするほどの元気はないけれど、ちょっとした刺激は欲しい。体を動かしたい。そんな欲を散歩と料理は満たしてくれる。
今度はしっかりタコスらしく、トマトやアボカドを包んだものも作ってみたい。
料理って楽しいなぁ。予定通りにいかない日もたまにはいいものですね。
本日のお隣本
- 谷口菜津子『レトルト以上・ごちそう未満!スキマ飯』
凝った料理もいいけれど、冷凍食品にチーズや調味料をちょい足し! みたいなのも大好きです。この本を読むと、料理ってこんなに自由なんだ! と思えて、食事が楽しくなること請合いです。そしてとにかく谷口さんの料理イラストがいい。見てるだけでお腹空く……。
洒落た料理に挑戦してみたい人には同じ作者の『放っておくだけで、泣くほどおいしい料理ができる』もおすすめ。 - 香月日輪『妖怪アパートの優雅な食卓〜るり子さんのお料理日記〜』
物語に登場する料理って、なんであんなに美味しそうなんだろう。『妖怪アパートシリーズ』はとにかく料理が美味しそうで、何度あのアパートに住みたいと思ったことやら……。レシピ通りに作って食べて、「夕士たちはこんなものを毎日食べてるの!?」と嫉妬するのも、レシピを読んで物語の解像度を上げるのもどちらも楽しい。
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