覚王山の「揚輝荘」へ行ってきました!〈北園編〉
十分に聴松閣を堪能したのち、今度は北園へやってきました。
茶室や廊橋などがある池泉回遊式庭園が無料で楽しめます。
「揚輝荘・北園」は、急いで歩けば5分もかからず一周できるほどこじんまりとしています。「庭園」よりも「お庭」と呼ぶほうが似合うかも。
写真中央に見えているのは、日泰寺の五重塔。
日泰寺が覚王山にできたのは揚輝荘よりも後。この景色は偶然の産物なのだとか。
まずは北園の中で一番大きな建物「伴華楼」へ向かいました。
中には入れませんが、こちらも聴松閣と同様に、扉の装飾やカラフルな石が組まれた壁面など、細かなところまで凝っています。
敷地内には「豊彦稲荷社」という、お稲荷さんもあります。
こちらの狛狐さんが非常によかった!
表情から爪の覗く足先まで、生き生きとしています。
豊彦神社にお参りしたら、鳥居をくぐって、池の方へ歩いていきます。
「白雲橋」の宝珠も他では見たことないデザイン。
手触りを求めて、波打つ木肌に思わず手を伸ばしたくなりました。がまんがまん。
池沿いを左回りに進みます。
順路の最後は池のほとりに据えられた小さな茶室。松坂屋初代社長宅から移築された、由緒ある建物「三賞亭」。
聴松閣の地下に伸びるトンネルは、この茶室にも通じているらしいです。好奇心丸出しで、茶室の外から内部を覗き込んで見たけれど、出入り口らしきものは見当たりませんでした……。
ちょっとばかしがっかりしながら、陽の当たる畳をしばし眺めます。
ここで時折水面を覗きこんだりしながらお茶してみたいなぁ。
滞在時間は、約1時間でした。たった300円でこれほど楽しめていいんでしょうか?
曜日によっては、庭園の解説も行われているようです。緑がもっと深くなってから、あるいは紅葉の時期に来ても、また違った風景を楽しめそうです。
ああー、それにしても地下トンネル! 一般公開されることを切に願います。
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