【京都ひとり旅】森見登美彦ファンが行く、秋の古本まつり(知恩寺)

2022年11月、京都は知恩寺で開催された秋の古本まつりに行ってきました!

境内に連なるテントの下には目くるめく古本の世界が……。その数なんと20万冊! 見ても見ても終わらない、本好きにはたまらない空間でした。

・森見登美彦作品の世界に憧れて

なぜわざわざ京都に出かけてまで古本なのか?

その答えはずばり、京都を舞台とする小説、森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』に古本まつりが登場するから!

十数年前にこちらの本を読んでから長らく憧れだったのです。

作中に登場するのは夏の『下鴨納涼古本まつり』なのですが、暑さに負ける自信しかない……ということで、秋の古本まつりに繰り出して参りました。

・いざ、秋の古本まつりへ!

東大路通りを北へ

今回の旅のお供、ミッフィー福ダルマと共に市バスに乗りこむ。

六道珍皇寺近くの宿に荷物を置くなり市バスに乗りこみ、さっそく古本まつりの会場・知恩寺へ!

バスに揺られること、約15分。バス停に降り立つと、百万遍の交差点のまわりには『古本まつり』の幟が!

京大の賑わいを横目に交差点を渡り、少し歩くと……

古本まつり会場・知恩寺

知恩寺に到着!

境内中に、本、本、本……!! 

2022年の秋の古本まつりの会期は10/29〜11/3。

私が訪れたのは、会期の中日、平日午後でした。一つのテントにつき、5名前後が品物を物色している、ほどよい賑わい。

途中小雨が降ったのですが、お店の方が、サッ! とビニールシートを被せ、何事もなくまつりは続きました。ビニールのカーテンに覆われたテントも趣きがあってよかったなぁ。

見渡す限り、本、本、本……!

年配の男性が多いけれど、女性や若い人、子供連れの姿も。

もうですね、背表紙を見ているだけで楽しくて楽しくて……。

書棚の間を行き交う人の砂を踏む音が、ザッザッと響く。

書店や図書館、ブックオフなんかでは見たことのない本がほとんど。さらには、和綴の本に浮世絵、時刻表、観光地の絵葉書などなど……宝物を発掘するような気持ちで、テントの間を回遊し続ける生き物と成り果てました。

皆さん、真剣に選んでおります。

老若男女だれしもが黙々と本の吟味をしている。性別・年齢関係なく、みんながみんな同質の静かな熱気を体から発しているのを感じられるのが、これまたいいんですよ〜。

普通の本屋では味わえない一体感です。同志ってこういう感覚なんだろうなぁ。

途中、神社の石段に腰かけて、しばし休憩。

吟味に吟味を重ね……

会場を練り歩き続け、あっという間に2時間が経過。足が棒です。

単に楽しかったというのもあったのだけれど、実は達成したい目標が2つほどありまして。

ひとつは『この場所ならではの本を買う』。もうひとつは『歳時記を買う』(直近に読んだエッセイ、川上弘美『わたしの好きな季語』の影響)。

欲しいと思う本があってもべらぼーに高くて手が出なかったり、他の場所でも買えるからなーと見送ったり。

そしてついに出会いました!

竹岡書店! キミに決めた!

京都できのこを研究する女性・四手井淑子のエッセイ『きのこ学騒動記』、京鹿子社編『俳句歳時記』、そして一目惚れして持ち帰らずにはおれなくなった、すずめの日本画。すべて竹岡書店で購入しました。

目標、完全達成! 大満足で知恩寺を後にしたのでした。

宿にて撮影。赤い本が『俳句歳時記』。戦利品を眺めてニヤニヤ。
古本まつりのフライヤー(左)と、本を購入するともらえるカレンダー(右)
色んな店舗で買えば買うほどお得になるスタンプラリーも!

・まとめ 古本まつり、楽しい!

古本まつり、楽しすぎた。今でも思い出すと、ぽやぁ〜っと気持ちが華やぎます。

京都古本まつりは年に4回、季節ごとに開催されている。直近では 8/11〜8/16 の下鴨納涼古本まつり。

今回ブログにまとめたのは秋の古本まつりだったわけですが、夏の下鴨納涼古本まつりはなんとこれの3〜4倍の規模だそうで……

えーと、今回会場を一周するのに2時間使ったんだから、その3倍ってことはー、6時間……? し、死ぬー!! ……画期的な携帯冷却装置が開発されたらぜひとも参戦したいです。

体力に自信のある本好き諸君はぜひとも行ってみてみてくだされ! 絶対楽しいよー!

・本日のお隣本

  • 森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』
     黒髪の乙女との接点を求めて、腐れ大学生を自称する先輩が京都の街を奔走する。不思議なことが当たり前の顔をして、雨後の筍のごとくニョキニョキ起こるところが見どころ。乙女から見た先輩像が明かされるエンディングも見逃せません。
  • 四手井淑子『きのこ学騒動記』
     京都ならではの本、ということで購入した本。主婦業をこなしながら、きのこの研究にも取り組む著者。きのこについて知識を深める喜びや、ままならない家族や身体を抱えながら生きていく苦悩が赤裸々につづられる。詳しくはこちらの記事をどうぞ!
  • 川上弘美『わたしの好きな季語』
     なんとなく手に取ったところ、まんまと俳句に興味もたされてしまいました。季語という不便な縛りがあるからこそ、短い文字数の中でも通じ合える、ということに初めて気づきました。俳句、めちゃくちゃおもろいやんけー。
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