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覚王山の「揚輝荘」へ行ってきました!〈南園編〉 – りすとり

覚王山の「揚輝荘」へ行ってきました!〈南園編〉

覚王山にある「揚輝荘」へ行ってきました〜。

事前情報はほぼゼロ。おおそよの場所と洋館があるらしい、という情報だけを頼りに出かけました。

地下鉄・覚王山駅から、日泰寺参道を歩くこと約10分。

覚王山の揚輝荘(南園)に建つ聴松閣

日泰寺参道を右に折れ、少し進むと、住宅街に埋もれるように建つ、可愛らしい洋館「聴松閣」にたどり着きました。淡い桃色の壁面が目を惹きます。

揚輝荘(南園)に建つ聴松閣を見学するには入場料(300円)がかかります(北園は無料)。

玄関入ってすぐの受付でお金を払い、リーフレットに目を通していると

「こちらは初めてですか?」

蛍光色のベストを羽織った、おそらくはボランティアの方だろうと思われる女性が、朗らかに声をかけてくれました。

話しかけられるとは思っていなかった私は「そ、そうです」とドキマギ。

女性は「では、簡単に説明させてもらいますね」と言うと、するすると揚輝荘のかつての姿を現したジオラマの前へと私を誘いました。

揚輝荘は松坂屋の初代社長の別邸であったこと、かつては広大な敷地に30以上の建物が建っていたこと、聴松閣地下には他の建物に伸びるトンネルが伸びていることなどを、にこにこと楽しそうに話してくれます。

短いながらも、要所要所でジオラマを指差しつつの要点をおさえた説明。俄然、揚輝荘に興味が湧きました。

女性にお礼を言い、ジオラマ背後の旧食堂から順に、一階、地下、二階へとまわっていきます。

覚王山の揚輝荘(南園)に建つ聴松閣の各部屋の写真

特に興味を惹かれたのは地下です。

覚王山の揚輝荘(南園)に建つ聴松閣のダンスホール

なんとダンスホールなんてものがあるのです!

ちょっとした舞台があったり、異国情緒あふれる装飾が家主の拘り深さを感じさせます。

覚王山の揚輝荘(南園)に建つ聴松閣のダンスホール天井の照明
覚王山の揚輝荘(南園)に建つ聴松閣のダンスホールに据えられたソファ
覚王山の揚輝荘(南園)に建つ聴松閣のダンスホールにある壁画

そして、なんといっても地下トンネル!

覚王山の揚輝荘(南園)に建つ聴松閣の地下トンネル入り口

トンネルの用途ははっきりせず、内部には十分生活できるほどの空間があるのだとか。ミステリにでてきそうじゃあないですか。

トンネル入り口を覗き込むことしかできないのが非常に残念ですが、タイル張りの壁面と、扉奥に覗く闇だけでも雰囲気はバッチリです。

トンネルの内部に思いを馳せつつ、探索を続けます。

建物自体はそこまで大きなものではないのですが、インド様式の壁画や彫刻、こだわり抜かれた床の木組みといった部分を見ては、おおー、すげー、こんなん見たことないやーと感嘆しているうちに、時間が過ぎる過ぎる……。

覚王山の揚輝荘(南園)に建つ聴松閣内部の装飾(1)
覚王山の揚輝荘(南園)に建つ聴松閣内部の装飾(2)
覚王山の揚輝荘(南園)に建つ聴松閣内部の装飾(3)

二階の窓の外からは庭が見渡せます。揚輝荘は、紅葉スポットとしても有名です。

覚王山の揚輝荘(南園)に建つ聴松閣の二階窓からの景色(1)
覚王山の揚輝荘(南園)に建つ聴松閣の二階窓からの景色(2)

さまざまなモチーフや意匠が混在するのに不思議と調和のとれた、居心地のよさそうな空間でした。旧食堂は休憩スペースとして利用することもできるそう。建設当時の時代に思いを馳せつつ読書、なんてのもいいかもしれません。

聴松閣を堪能した後は、回遊式庭園があるという北園へ!

〈北園編〉に続きます。

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